・ポケットWi-Fiが欲しいけどW06とWX05は何が違うんだろう?
・契約した後に後悔したくない!
・自分にはW06とWX05のどっちが向いてるんだろう?
といった悩みを抱えているあなた!
ポケットWi-Fiを契約するなら、後悔しないように自分が納得したものにしたいですよね。
そこで、この記事では、実際にプライベートではW06、仕事ではWX05を使用していた私の経験談をもとに、『「W06」と「WX05」の性能を6つの観点から比較』『どんな人が向いているのか?』などを紹介します。
記事を読み終えることで、W06とWX05の特徴を理解することができるので、どちらを選べばいいのか迷っている人は参考にしてください!
この記事の目次
「W06」と「WX05」の性能比較
W06 | WX05 | |
通信速度(受信) | 最大1.2Gbps | 最大440Mbps |
通信速度(発信) | 最大75Mbps | 最大75Mbps |
本体重量 | 約125g | 約128g |
Wi-Fi規格 | 802.11a/b/g/n/ac(5GHz、2.4GHz) | IEEE802.11a/n/ac (5GHz) IEEE802.11b/g/n (2.4GHz) |
サイズ (幅×高さ×厚さ) |
約128×64×11.9mm | 約111×62×13.3mm |
連続通信時間 | ■ハイスピードモード(WiMAX2+)
ノーマル設定:約 9時間 ■ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX2+、LTE) ノーマル設定 :約 6.6時間 |
■ハイスピードモード(WiMAX2+)
ノーマルモード :約11.5時間 ■ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX2+、LTE) ノーマルモード :約10.5時間 |
連続待受時間 | 約800時間 | 約700時間 |
バッテリー容量 | 3,000mAh | 3,200mAh(取り外し可能) |
同時接続台数 | 16台 | 10台 |
急速充電 | 対応 | 非対応 |
Bluetooth接続 | 非対応 | 対応 |
クレードル | なし | あり |
このように比べてみると、「W06」と「WX05」にはそれほど大きな差はありません。
ですが、通信速度やバッテリー容量、本体の薄さや同時接続台数など、普段使う上で比較したい次の6つの項目を詳しく紹介していきます。
(1)通信速度(受信)
(2)連続使用可能時間
(3)バッテリー容量・取り外し可否
(4)急速充電対応の違い
(5)クレードル対応の違い
(6)Bluetooth対応の違い
(1)通信速度(受信)
「W06」と「WX05」の通信速度(発信)は最大75Mbpsと同じです。
通信速度(受信)は、「W06」は最大1.2Gbps、「WX05」は最大440Mbpsと、「W06」の方が圧倒的に速いです。
ですが、これはあくまでも最大理論値で、利用条件があるので常にこの速度を出せるわけではありません。
【1.2Gbpsの通信をする条件】
・ハイスピードプラスエリアモード
・宮城県、東京都、埼玉県、愛知県、大阪府の一部エリア
・ハイパフォーマンスモードおよび4×4MIMO設定オンで利用時
・USB3.0以上対応のType-Cケーブル(別売り)で接続している時
エリアは順次拡大予定となってますが、利用範囲は限定的です。
また、ハイスピードプラスエリアモードは、無制限プランを契約していたとしても7GBの上限があり、それ以降は通信制限がかかるので、頻繁に使用できるものではありません。
基本的には、ハイスピードモードで使用していくことになるため通信速度はもう少し遅くなりますが、それでも「W06」の方が「WX05」よりも通信速度は速いので、少しでも早いWi-Fiルーターが欲しいなら「W06」を選ぶことをオススメします。
(2)連続使用可能時間
上で紹介した通り、「ハイスピードモード」と「ハイスピードプラスエリアモード」の2つのモードを搭載してますが、基本的には「ハイスピードモード」しか使いません。
そのため、連続使用可能時間は「W06」では約9時間、「WX05」では11.5時間となります。
「WX05」の方が2.5時間長く使うことができるので、外出先で使う機会が多い人は「WX05」がオススメです。
(3)バッテリー容量・取り外し可否
「W06」のバッテリー容量は「3,000mAh]
「WX05」のバッテリー容量は「3,200mAh」
「WX05」の方がバッテリー容量が多いため連続通信可能時間は長いです。
また、「W06」はバッテリーを自分で交換できませんが、「WX05」はバッテリーを交換することができます。
そのため、バッテリーが劣化してきたときは市販の物を購入して交換したり、複数のバッテリーを持ち歩いて充電が切れたらMAX充電のバッテリーと交換、といった使い方もできます。
「W06」は急速充電に対応しているとは言え、劣化したバッテリーは交換せずにそのまま使うしかないため、バッテリー全般は「WX05」の方が優れているといえますね。
(4)急速充電対応の違い
「W06」は急速充電に対応しています。
そのため、外出するちょっと前にWi-Fiルーターの充電を忘れていたとしても、数分~十数分充電するだけで十分なバッテリーを確保することが出来ます。
ただし、W06が対応している急速充電の規格は、USB-IF系の「USB PD(Power Delivery)」のみです。
Qualcommの「QC(Quick Charge)」、Appleの「高速充電」には対応していないので、W06を高速充電するために充電器を購入する時は「USB PD(Power Delivery」の物を買うようにしましょう!
(5)クレードル対応の違い
「W06」はクレードルに非対応ですが、「WX05」はクレードルに対応しています。
クレードルに対応しているメリットは大きく分けて2つです。
1つ目は、有線LAN接続に対応することです。
クレードルの背面には、LANケーブルの挿込口であるRJ45コネクタが搭載されているので、パソコンやゲーム機と有線LANで接続することが出来るようになります。
有線LAN接続は、無線LAN接続よりも通信が安定して速度も向上するので、安定した通信を確保したいなら嬉しい機能です。
2つ目は、電波強度が強くなるということです。
クレードルを装着すると、電波受信能力が向上するので通信が安定します。
通信が安定するということは、その分通信速度も向上します。
これにより、一般的につながりにくいと言われているランチタイム(12時~13時)や夕方(17時~19時)でも、安定した通信ができるようになります。
また、同時に電波の範囲も広くなるため、ルーター単体だと繋がりにくかった場所でも繋がりやすくなるはずです。
クレードルに魅力を感じるなら、「WX05」がオススメといえますね。
(6)Bluetooth対応の違い
「W06」はBluetooth接続に対応していませんが、「WX05」はBluetooth接続に対応しています。
Bluetooth接続はWi-Fi接続に比べて通信速度は遅いのですが、電力消費を抑えることが出来るといったメリットがあります。
普段はそれほど使う機能ではないので機器を選ぶ決め手にはなりませんが、充電できない環境にいる時にバッテリーがそれほど無い時は便利な機能ですよ。
「W06」が向いている人
これらの特徴を踏まえて、「W06」が向いている人は下記のような人でしょう。
〇少しでも通信速度が速いWi-Fiルーターが欲しい人
〇薄いくて小さいWi-Fiルーターが欲しい人
〇あまり長時間外でWi-fiを使用しない人
W06はWX05に比べて充電の持ちは良くないですが、気になるほど悪くはありません。
また、本体が薄くて小さいので、手にすっぽり収まりますし、荷物も少なくて済みます。
そのため、下で紹介するような、WX05を選ぶ特別な理由がない限りW06がオススメです。
「WX05」が向いている人
また、「WX05」が向いている人は、次のような人でしょう。
〇外で長時間使うことが多い人
〇有線LANに接続して使いたい人
〇国内メーカーを使いたい人
〇クレードルと組み合わせてより広い範囲でWi-Fiを使いたい人
ちなみに、私が仕事でWX05を使っている理由は、上司が国産メーカーにこだわっているからというのもあります。
「出張先で使用するから少しでもバッテリーの持ちが良い物」という理由もありますがね。
まとめ
『「W06」と「WX05」の性能を6つの観点から比較』『どんな人が向いているのか?』について紹介してきました。
各種性能を比較してみると、以下のようになりますね。
通信速度、本体のコンパクト性が優れているのは「W06」
バッテリー性能、拡張性が優れているのは「WX05」
「WX05」はバッテリー性能や拡張性が優れていますがそれほど使う機能だろうか?といった疑問があります。
それよりなら、通信速度が優れている「W06」を選んで、充電切れ対策にモバイルバッテリーや充電器を持ち運べばいいと考えます。
そのため、WiMAXを契約する時の機種選びで迷ったら、とりあえず「W06」を選んでおけば間違いないでしょう!
ただ、「W06」は「WX05」のように電波感度を上げるためのクレードルが無いので、いざ契約したら自宅の電波がめちゃくちゃ弱い!ということもあるかと思います。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。