・家でピザを作りたいけど材料は?
・ピザを作る手順を知りたい!
・注意することって何かある?
といった悩みを解決できる記事です。
ピザはとても美味しいですが、買うと高いですよね。かといって自分で作るにしても、難しくて面倒なイメージがあります。
そこで、このような悩みを解決できるように「ピザの作り方6ステップ」「3つの失敗体験と対策」を解説していきます。
この記事を読み終えることで、「自宅でピザを作る方法」「失敗しない方法」を理解できるので、ぜひ最後まで読んで、自分好みの美味しいピザを作っていきましょう!
この記事の目次
ピザ生地の材料
直径25cmくらいの大きさのピザを2枚作れます。
1枚だけ作りたい場合は半分、3枚作りたい場合は1.5倍にして作ってください。
・強力粉:180g
・薄力粉:150g
・オリーブオイル:大さじ2杯
・塩:5g
・お湯(35度~40度):160g
・ドライイースト:5~6g
強力粉と薄力粉の割合は、好みによって変えてもいいでしょう。
割合を変えることによる変化は次の通りです。
強力粉の割合を増やした場合
生地が膨らみやすくなり、焼き上げるとパンのようなモチモチの触感になります。
薄力粉の割合を増やした場合
生地が膨らみにくくなるので、焼き上げると薄くてサクサクした触感になります。
家でピザを焼くなら「ピザ用オーブン」がオススメ
オーブンレンジの場合、予熱に時間がかかりますし、200度で12分~15分、250度で8分~10分程度とかなり時間がかかります。
一方、ピザ用オーブンなら、400度まで温度が上がるので、5分くらいで一気に焼き上げることができます。
ピザ窯のように高温で一気に焼くので、生地の外はサクサク中はフワフワに仕上がり、お店のようなピザを家でも作れるようになります!
また、5分に1枚のペースでピザが焼けるので、料理時間を短縮できるのがうれしいところです。
お店のようなクオリティのピザを家でも短時間で作れるようになるので、今後もピザを作っていくなら、1台購入してみてはいかがですか?
ピザ生地を作る6つのステップ
ピザ生地を作る工程は下記の6つのステップになります。
(1)生地を混ぜる
(2)生地をこねる
(3)生地を発酵させる(一次発酵)
(4)生地を発酵させる(二次発酵)
(5)成形する
(6)トッピングをして焼く
それでは、それぞれの工程について解説していきます。
実際に作っている工程の動画はこちらです↓
ステップ1:生地を混ぜる
①ボウルに強力粉と薄力粉をふるいを使って入れます。
②ドライイーストとオリーブオイルを入れて、そこにお湯を投入します。
この時、塩は投入しないようにしましょう。
ドライイーストが塩とくっつくとイーストが死滅して発酵しなくなる恐れがあります。
③ヘラなどを使って全体が均等になるくらいまでざっくりと混ぜます。
※手で混ぜても良いですが、手に粉がついてベタベタするので(汗)
ステップ2:生地をこねる
生地を上から押し込むようにしたり、前に押し出して引き延ばすようにしながらこねていきます。
時間は10分ほどかけてじっくりとこねましょう。
上の画像のように生地が滑らかになったら生地を発酵させます。
ステップ3:生地を発酵させる(一次発酵)
①生地を丸めてボウルに入れ、発酵中の生地が乾かないようにその上に濡らした布巾をかけます。
私の場合は、布巾が乾かないようにその上にラップもかけています。
②35度~40度くらいの温度で60分発酵させます。
温度を維持するためには、「電子レンジの発酵機能」「40度くらいのお湯の中にボウルを入れる」などがあります。
③60分発酵させたら、下記の画像のように膨らんでいるはず。
ステップ4:生地を発酵させる(二次発酵)
①発酵により発生したガスを上から押しつぶして抜いて、2分ほどこねて再び丸めます。
↓
②一次発酵の時と同じようにボウルの上に濡れた布巾をかけて、20分発酵させます。
ステップ5:生地を成形する
①二次発酵が終わったら、生地を1分ほどこねてからボール状に丸めます。
②生地をこねる台の上に打ち粉として薄力粉をまぶして、その上で生地を伸ばしていきます。
生地を伸ばす時は麺棒を使うと薄く延ばすことができますが、きれいな円形にするのは中々難しいので、ある程度手で引っ張って伸ばすとやりやすいです。
ステップ6:トッピングしたら焼いて完成!
生地は完成したので、あとは好きなものをトッピングして焼けば完成です。
オーブンで焼く場合、天板ごと予熱するので、生地を移しやすいようにクッキングシートの上に置いてトッピングするのがオススメですよ。
オーブンで焼く場合は、天板ごと予熱して、200度なら12分~15分、250度なら8分~10分程度焼けば完成です!
ピザ用のオーブンの場合、5分予熱して、5分焼けば完成です!
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3つの失敗経験談と対策
何枚もピザ生地を作ってきましたが、何回も失敗したので、その原因と対策を紹介します。
(1)生地の温度が高すぎ・低すぎて発酵しなかった
(2)イーストと塩を密着させないこと
(3)発酵させ過ぎた(過発酵)
(1)生地の温度が高すぎ・低すぎて発酵しなかった
生地を作り始めて間もなくのころ、「生地に混ぜるお湯が熱ければ発行も早く進むんじゃない?」といった考えでポットのお湯を入れたところ全然膨らみませんでした。
また、冬の寒い時期(クリスマスですが)にホームパーティ用として作った生地を寒いところで発酵させていたところ、生地があまり発酵しませんでした。
後日色々調べてみたところ、イーストは高温(50度以上)で死滅してしまい、発酵しなくなってしまうそうです。
また、温度が低温でもイーストの働きが弱くなることで、発酵しなくなるとのことでした。
このように、生地の発行で失敗しないためにも、
・生地に混ぜる時のお湯の温度は35度~40度
・発酵中は30度~40度に温度を調整する
といったことはしっかり守るようにしましょう。
(2)イーストと塩を密着させないこと
塩には殺菌効果があり、菌であるイーストと密着させるとイーストが死滅して発酵しなくなるので気を付けましょう。
私も失敗したことがあるのですが、1つのボールに量った材料をどんどん入れていくと、水分を加えて生地をこねる前にイーストと塩が密着してしまい、結果として生地がうまく発酵しなくなります。
ちなみに、イースト水分と混ざった時点から徐々に活動を始めていくので、水分を加えた時点で塩と触れ合っていなければ死滅する心配はありません。
以上を踏まえた対策としては、
・生地をある程度こねて、発酵前に塩を加える
・水分を加える前の段階では、塩とイーストを離しておく
といった方法が挙げられます。
発酵温度の調整はしっかりしていて、材料の分量が間違っていないにも関わらず、ちゃんと膨らまない時は上記の方法をお試しください。
(3)発酵させ過ぎた(過発酵)
生地を発酵させ過ぎる(過発酵)と、イースト菌臭い生地が出来上がってしまうので適切な発酵時間にしましょう。
発酵させ過ぎたピザ生地の特徴としては、
・生地の甘みが少なくなる
→生地の中の糖分がイースに分解され少なくなってしまいます。
・イースト臭が強くなる
→イーストが働き過ぎて、酸味のあるイースト臭やアルコール臭が強くなります。
・焼き上がりパサパサになる
→生地のきめが粗くて、パサパサした食感になります。
こうならないためにも、タイマーをしっかりとセットして発酵させ過ぎないように注意しながら生地を作りましょう。
強力粉と薄力粉を混ぜないとどうなるか?
ピザ生地を作る時、強力粉だけ・薄力粉だけで生地は作らず、ある程度の割合で分けるようにしましょう。
〇強力粉だけで生地を作った場合
すごく弾力があるのでこねるのが大変ですし、発酵が終わって生地を円形に伸ばしても縮んできてしまいます。
25cmくらいの大きさで成形していたのに、トッピングが終わることには15cm~20cmくらいに縮んでいることもありました。
ただ、焼いてみるとパンのようにふっくらと膨らんで分厚い生地になります。
ピザパンのようですごく美味しいのですが、ピザのような薄さが無いのがちょっと残念なところでした。
〇薄力粉だけで生地を作った場合
弾力が無いので、生地はこねやすく、生地を伸ばすのも楽です。
ただ、あまり膨らまずサクサクとし軽い食感で粉っぽい感じに出来上がり、ピザ生地のようなモチモチ感があまりないので美味しいけど物足りないと感じます。
餃子の皮ピザのようにすごく軽いので、夜食やおやつには意外とありなのかなと思いますね。
最後に
以上、ピザ生地の作り方について紹介してきました。最後に軽くおさらいしましょう!
直径25cmくらいの大きさのピザを2枚作れる材料は次の通りでしたね。
・強力粉:180g
・薄力粉:150g
・オリーブオイル:大さじ2杯
・塩:5g
・お湯(35度~40度):160g
・ドライイースト:5~6g
手順は、次の6ステップでした。
(1)生地を混ぜる
(2)生地をこねる
(3)生地を発酵させる(一次発酵)
(4)生地を発酵させる(二次発酵)
(5)成形する
(6)トッピングをして焼く
自宅でピザを作る方法をマスターして、自分好みの美味しいピザを作りましょう!
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。