【保存版】PCメモリ4GBで十分な人・足りない人の比較【元ヘルプデスクが解説】

メモリ4GBのパソコンを買いたいけど、どの程度まで使えるの?

自分が予定している使い方はメモリ4GBで十分かな?

 

このような悩みを解決できるように以下について解説します。

 

  • PCメモリ(RAM)の役割
  • メモリ4GBで「十分な人」と「足りない人」の比較

 

パソコンを買う時、メモリ容量はとても迷う部分です。

一般的な用途だと、選択肢は4GBか8GB。

当然メモリ8GBの方が高性能ですが、メモリ4GBと比べて2万円ほど値上がりするので、「値段に見合っているのか?」と考えてしまいますよね。

 

そのため、節約したいならメモリ4GBを選びたいところ。

でも、家電量販店やネットのアドバイスだと「メモリは8GB以上は必須!4GBはゴミ!」と聞きます。

このような話を聞くと、メモリ4GBのパソコンを買って大丈夫かすごく不安になりますよね。

 

ちなみに、ヘルプデスクで働いて色々なパソコンの使い方を見てきた私としては、現時点ではメモリ4GBでも十分な人が多いです

ただ、今後のことを考えると「メモリ4GBも大丈夫か?」と考えてしまいます。

 

そこでこの記事では「ヘルプデスクの経験」を元に、PCメモリ4GBで「十分な人」「足りない人」を解説していきます。

 

『あなたの想像している使い方で、メモリ4GBは十分なのか?足りないのか?』を理解できるので、パソコン選びの判断材料にしてみてくださいね。

 

メモリの役割→作業机の大きさでイメージしよう

まず、PCメモリが何なのかよくわからない人のために、少し解説していきます。

メモリの正式名称は、「Random Access Memory」(ランダムアクセスメモリ)といい、パソコンの性能表などではRAM(ラム)と表示されることがあります。

役割としては、プログラムの起動などの処理、画面上にデータを表示するときに使われます。

現実の物で例えるなら、「机の大きさ」と考えるとイメージしやすいですね。

メモリが多い(=机が広い)ほど、一度に多くのアプリを開けます。(=机に物をたくさん置ける)。

なので、パソコンの動作が軽い(=一度にたくさんのことができる)。

逆にメモリが少ないと、机が狭くて物をたくさん置けないので、1,2つくらいしか作業できないので、パソコンの動作が重い。

つまり、メモリが多いほどパソコンを快適に使うことができます。

ただ、メモリが増えるとメモリの価格が上がり、その分、パソコン本体の価格も上がるということを覚えておきましょう。

Windows10で最低限必要なメモリ容量は2GB

 

Windows10には、以下の4つのエディションがあり、各エディション毎に「32bit版」と「64bit版」の2つのバージョンが用意されています。

①Home:個人向け

②Pro:個人 or 法人向け

③Enterprise:大規模な法人向け

④Edugation:教育機関向け

そして、これらのバージョンを動作させるために必要なメモリ容量として、32bit版は2GB、64bit版は4GBとなっています。

 

ただ、一般的に販売されているものは、Windows10 Home(64bit)、Windows10 Pro(64bit)のどちらか。

 

基本的にはメモリ4GB以上のパソコンを選ぶことになると覚えておきましょう。

 

メモリが4GBで「十分な人」と「足りない人」の比較

 

それでは、メモリが4GBで「十分な人」と「足りない人」について比較していきます。

メモリが4GBで十分な人

メモリが4GBで十分な人の用途について、以下の通り紹介していきます。

(1)音楽・動画を視聴

ユーチューブなどで音楽を聴いたり、動画を見るだけなら4GBでも十分です。

パソコンで動画を見ると「動作が遅い」などの相談を受けることもありますが、調べると自宅のネットワークが遅いことが原因だったりします。

なので、パソコンをテレビやミュージックプレーヤー代わりに利用するなら問題ないでしょう。

(2)簡単な書類作成

エクセルやワード、パワーポイントで、簡単な書類を作成するだけなら、4GBで十分です。

ただ、エクセルで数百件の処理を行うマクロを組んだり、複数のデータを同時に開きながら作業をしているとパソコンが遅くなりがちです。

大学生であれば論文やレポート作成、社会人であれば書類や議事録の作成であれば問題ないでしょう。

(3)メールやSNS、ネットサーフィン

タブレットやスマホのように、メールを作成したり、SNSやネットサーフィンをするくらいなら、4GBで十分でしょう。

(4)スマホのバックアップ用

iPhoneやandroidのデータをバックアップするため、といった使い方をするなら4GBでも問題ありません。

ただ、バックアップする容量が多いと、itunesの起動が遅かったりパソコンの動作がもっさりしてくるので、他のアプリは同時に起動しないように注意しましょう。

(5)音楽・動画を視聴しながらネットサーフィン

ややパソコンの負荷は高くなりますが、音楽や動画を視聴しながらネットサーフィンをするくらいなら4GBで大丈夫です。

私が自宅にあるパソコンを、メモリ4GBのSurface Proをマルチディスプレイで使用しています。

1つのモニタで作業BGM、もう1つのモニタでネットサーフィンをするといった使い方ですが、もっさりすることはないです。

(6)WEB上でドキュメント等を編集

WEB上でドキュメントを編集するなら、メモリ4GBでも問題ありません。

Googleドキュメント、WordPressでブログを書く等ですね。

 

実際、私がこの記事を書いているパソコンもメモリ4GBです。

ブラウザが落ちることもなければ、動作が不安定ということは無く、不便を感じることはありません。

ただ、ブログを書く時、参照サイトを開きすぎてしまい、気が付いたら動作が重くなりがちなので、注意しましょう。