PCメモリは16GBもいらない?必要な人の用途5選

PCのメモリを8GBか16GBで迷ってる。
値段は高くなるけど16GBを選んだ方が良いのかな?

このような悩みを解決できます。

  • メモリ8GBと16GBの違い
  • メモリ16GBのメリット・デメリット
  • メモリ16GBが必要な用途5選
  • メモリ16GBで足りない用途

パソコンのメモリは多いに越したことはありませんが、増えると価格が上がるので迷いますよね。

 

そういった人向けに、メモリ16GBが必要な用途を解説していきます。

最終的にはあなたの想定している用途と予算の問題になりますが、パソコン選びのためにも参考にしてみてください。

 

メモリ16GBが向いている人は、以下の用途を想定している場合です。

  1. クリエイティブな作業をする場合(動画・画像編集)
  2. VRを利用する場合
  3. ゲーミング用として使う場合
  4. 仮想デスクトップを多用する場合
  5. Vtuberとして配

メモリの役割

 

PCメモリの役割は、

プログラムの起動などの処理、画面上にデータを表示するときに使われます。

現実の物で例えるなら、「机の大きさ」と考えるとイメージしやすいですね。

メモリが多い(=机が広い)ほど、一度に多くのアプリを開けます。(=机に物をたくさん置ける)。

なので、パソコンの動作が軽い(=一度にたくさんのことができる)。

 

逆にメモリが少ないと、机が狭くて物をたくさん置けません。

その結果パソコンが重くなります。

 

このように、メモリが多いほどパソコンを快適に使えるようになり、次のような効果が得られます。

  • 起動時間や処理速度が速くなりやすい。
  • 複数ソフトを同時に起動した時、処理の遅延が発生しにくい。
  • Windowsのフリーズが発生しにくい。

そのため、高い処理性能が必要な物ほど、メモリを増やす必要があるということです。

 

メモリ16GBのデメリット

デメリット

メモリ16GBのデメリットとしては、価格面ですね。

容量が大きくなるほど、本体価格も高くなります。

同じ型番でも、メモリ8GBと16GBでは2万円ほど差が出ることもありました。

 

また、メモリ16GBを積めるのはハイエンドモデルのみというメーカーもあります。

ハイエンドモデルなので、メモリ以外のパーツ(CPU、ストレージ)も高性能です。

その分、PC購入費が高くつく可能性があることは覚えておきましょう。

 

なお、「他の性能は抑え気味で、メモリだけ16GBを積みたい」という場合は、BTOショップで探してみることをオススメします。

 

メモリ16GBが必要な用途5選

 

メモリ16GBが必要な用途として、以下の5つが考えられます。

  1. クリエイティブな作業をする場合(動画・画像編集)
  2. VRを利用する場合
  3. ゲーミング用として使う場合
  4. 仮想デスクトップを多用する場合
  5. Vtuberの動画投稿をする場合

それぞれ解説していきます。

①クリエイティブな作業をする場合(動画・画像編集)

 

クリエイティブな作業はメモリ8GBでも動かないことはありません。

ですが、8GBが最小スペックとしていることがほとんどです。

動画編集でよく使われる「Adobe Premiere Pro」は、HDで16GB、4Kで32GB以上を推奨。画像編集でよく使われる「Illustrator/Photoshop」は、16GB以上を推奨。

 

このように、本格的にクリエイティブな作業をしていくなら、メモリは8GBだと足りません。

 

仕事・趣味で、動画・画像編集をちゃんとやるなら、16GB以上は必要になります。

 

②VRを利用する場合

VRはパソコンにかかる負荷が大きいので、高いスペックが求められます。

有名な『VRChat』を例に解説します。

 

VRChatには、デスクトップモードとVRモードの2種類モードがあります。

デスクトップモードは必要スペックは16GB以上、VRモードは少人数は16GB以上、大人数なら32GB以上が推奨スペック。

8GBでも動かないことはないですが、人数が多くなると動作が重く、フリーズ多発します。

そのため、VRをがっつり楽しみたいなら、最低でもメモリ16GB以上は準備しましょう。

③ゲーミング用として使う場合

ゲーミングPCを販売しているBTOメーカーのほとんどは、メモリ16GBが主流です。

Steamが毎月調査している結果でも、半数以上が16GBを使っています。

出典:Steamハードウェア&ソフトウェア 調査

 

負荷が高いMMOや最新タイトルでも、16GBあれば推奨スペックを満たしていることがほとんど。

フリーズ、遅延の心配なくゲームを楽しめるでしょう。

 

④仮想デスクトップを多用する場合

 

Windows10からは、仮想デスクトップ環境が搭載されています。

これは、1台のパソコンにいくつもデスクトップを増やせる機能。

 

作業内容によってデスクトップを切り替えられるので、一度にたくさんソフトを使ってもデスクトップが煩雑にならないメリットがあります。

 

一方で、使用ソフトが多くなるのでメモリを多く使い、8GBだと動作が重くなることも。

仮想デスクトップ機能を使いこなし、同時にたくさんの作業をするならメモリ16GBが推奨です。

 

⑤Vtuberの動画投稿をする場合

 

vtuberとして動画撮影をするなら、最低でも以下の2つのソフトを同時に起動する必要があります。

  • モーショントラッキングソフト
  • PCゲーム

 

ソフト1つ1つが極端に重くはありませんが、同時に使うなら8GBだと絶対足りません。

vtuberの配信は動作のスムーズさが大切。

メモリが少ないと頻繁に読み込みが発生したり、カクツキ起きる原因になるため最低でも16GBは必要です。

 

メモリ16GBで足りない用途

 

メモリ16GBでは足りない用途としては、以下の通りです。

  1. 4K以上の高画質動画を編集する場合
  2. CG編集をする場合
  3. 大人数でVRを使う場合
  4. 本格的にゲーム実況配信をする
  5. vtuberの生配信をする場合

それぞれ解説していきます。

4K以上の高画質動画を編集する場合

動画編集でよく使われる「Adobe Premiere Pro」は、4Kで32GB以上を推奨しています。

4Kの動画を編集しないとしても、本格的に動画編集をする16GBでも足りない場面は多いです。

 

私自身iPhone12 Proで撮影した4K動画を編集した時、メモリ16GBだと使い物になりませんでした。

そのため、高画質の動画を編集する機会が多いなら、メモリは32GB以上推奨です。

 

CG編集をする場合

CG編集では、1つのソフトだけ使うとは限りません。

illutratorやphotshopなどを開きながら、CG編集を行うことが多いです。

 

そうなると、複数のソフトを同時に立ち上げて使うのでメモリが16GBだと足りません。

 

もちろんCG編集ソフト自体高負荷なので、32GB以上はほしいところ。

 

ちなみに、無料CGソフトである「blender」はメモリ32GB推奨としています。
参考:blender|要件

大人数でVRを使う場合

 

先ほども紹介した、『VRChat』の例で解説します。

VRChatを大人数で32GB以上が推奨スペックと言われています。

 

具体的にどれくらいの人数というのは状況によりますが、大いに越したことはありません。

本格的にVRで遊びたいなら、余裕をもって32GBを選んだ方が良いでしょう。

 

本格的にゲーム実況配信をする

 

配信ソフトとゲームを同時に使うので、メモリの負荷は高くなります。

ゲームだけなら16GBでも足りますが、それ以外のソフトも同時に使うとフリーズしたり、カクツキの原因になりますよね。

生配信を安定させるためにも、メモリは余裕をもって32GB以上が推奨です。

 

vtuberの生配信をする場合

 

vtuberで生配信をする場合、最低でも以下3つのソフトを同時に使用します。

 

  • モーショントラッキングソフト
  • PCゲーム
  • 配信ソフト

 

使用ソフトが多いとメモリにかかる負荷が高くなり、16GBだと足りなくなる可能性が高いです。

メモリが足りないと動作が不安定になるので、放送が途切れたりするかもしれませんよね。

そのため、パソコンの動作を安定させるためのも32GB以上が推奨です。

 

メモリ8GBで足りる人の特徴

 

ここまで、メモリ16GBで足りる人の特徴、32GB以上必要な人の特徴を解説してきました。

これらの特徴に当てはまらないなら、メモリ8GBのパソコンを買って大丈夫です。

 

具体的に、下記の用途なら問題ありません。

  1. 動画視聴(YouTube、サブスク動画)
  2. ブラウジング
  3. 文書作成(Excel、Word)
  4. プログラミング
  5. テレビ会議(zoom、Google Meet等)
  6. 軽めのゲーム

 

メモリ16GBと8GBで迷っているなら、参考にしてください。

詳しくは下記の記事で解説しています。

>>Windows11はメモリ8GB十分 | 足りない人の使い方6選

Windows11はメモリ8GB十分 | 足りない人の使い方6選

まとめ

 

メモリ16GBが必要な人の特徴は以下の通りです。

  1. クリエイティブな作業をする場合(動画・画像編集)
  2. VRを利用する場合
  3. ゲーミング用として使う場合
  4. 仮想デスクトップを多用する場合
  5. Vtuberの動画投稿をする場合

 

基本的にメモリ16GBあるとほとんどのことで使えます。

大は小を兼ねるといいますからね。

 

ですが、作業によっては足りないと感じることも。

高解像度の動画編集など、専門的になるほど要求されるメモリ容量も多くなります。

 

自分がどんな目的でメモリ16GBのPCを欲しいのか、しっかり吟味して買うと後悔が少ないでしょう。

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

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