070-1650-5662からSMSが届きました。
内容は以下のようなもの。
「国税庁から重要なお知らせがあるので、以下のリンクで確認してください」といった内容です。
こういった内容が届くと、「税金関係で何かあったのかも!?」と戸惑うと思います。
ですが、このSMSは国税庁を名乗る詐欺メッセージです。
リンクをクリックすると以下の画面が表示されます。
「税金の滞納があり、このままだと差し押さえ処分になるから40,000円支払え」といった内容ですね。
この画面で焦ってしまい、
あなたの個人情報・口座・クレジットカード情報などを入力すると、詐欺グループにあなたの情報が流れてしまいます。
この記事の目次
詐欺SMSの対処方法
詐欺SMSの対処法①
メッセージ内のリンクをクリックしないことです。
私は記事のためにリンクをクリックしましたが、
アクセスした時、リンク先にウイルスが仕込まれていることがあります。
※スマホの場合は、アクセスしただけでウイルス感染することは無いようですが、念のため。
またリンク先で不安をあおって、あなたの個人情報を盗み取ろうとしてくるものです。
上手く作られているので、「本物かも!?」とだまされて入力してしまわないためにも、リンクは開かないようにしてください。
詐欺SMSの対処法②
正式な連絡先に問い合わせる
どういうことかというと、
今回のように国税庁からSMSが届いたとします。
メッセージのリンクにアクセスすると、本物の国税庁そっくりのページが表示されますよね。
そのリンクからではなく、
ブラウザで「国税庁」と検索して公式サイト経由で問い合わせてみる、
または、税務署に相談しに行ってみるということです。
これは迷惑メール全般に言えること。
例えばAmazonを名乗る詐欺メールが届いた時も、
メール内のリンク経由ではなく、公式サイトからメッセージを確認することで本物を見分けられます。
このように、どうしても気になる内容なら、正式ルートで問い合わせるようにしましょう。
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詐欺SMSの見分け方
SMSの場合はメールと違い、文章が少ないです。
その分、見るべき部分は限られるので見分けるのは簡単なんですよね。
詐欺SMSを見分けるポイントは以下の通り。
- リンクのURLで見分ける
- メッセージ本文で見分ける
それぞれ解説していきます。
リンクのURLで見分ける
メッセージ内のリンクURLで、本物のサイトのURLと見比べると一目瞭然です。
・偽物のURL
https://vomehgbgvc.duckdns.org
・本物のURL
https://www.nta.go.jp/
全然違いますよね。
少しでも怪しいと思ったら公式サイトのURLを調べて、見比べることで見分けられるでしょう。
メッセージ本文で見分ける
メッセージに名前が入っていません。
国内外問わず、常識的に考えるとメッセージの最初にはあなたの名前が入るはずです。
SMSに文字数制限があるとは言え、名前の数文字を省くとは考えられませんよね。
それが無いということは、電話番号しか知らないということ。
このように、メッセージ本文からも見分けられるでしょう。
最後に
そもそもの話ですが、国税庁がSMSを送ってくることはありえません。
このような行政機関の連絡手段は、最初は手紙です。
それでも連絡が取れない場合、電話や直接訪問などの対応をしてきます。
仮に滞納があった場合でも、
いきなりSMSで差し押さえ連絡が来ることはありませんので、安心してメッセージを削除してくださいね。