従来のGalaxy BookシリーズはタブレットPC(2 in 1)だったのに対して、「Galaxy Book S」からは完全なノートPCになっています。
画面サイズが13.3インチと非常にコンパクトながら、バッテリー駆動時間が23時間、重量が1kg未満、LTE対応といった、外に持ち運んで長時間使用できることが特徴になっています。
さて、13.3インチのラップトップノートPCといえば、Microsoftから発売されている「Surface Laptop2」、Appleから発売されている「MacBook Air」が比較対象になりますね。
「MacBook Air」はOSが違うので差別化できますが、「Surace Laptop2」に関してはOSが同じWindows10ということで、もろに比較対象になります。
ということで今回は、「Galaxy Book S」と「Surface Laptop2」の性能について比較していきます。
Galaxy Book Sの性能仕様
画面サイズ | 13.3インチ(10 ポイント マルチタッチ対応) |
解像度 | 1920×1080(フルHD) |
本体重量 | 0.96kg |
OS | Windows10
※Pro、Homeの記載は無し。 |
メモリ(RAM) | 8GB |
記憶容量(SSD) | 256GB または 512GB |
プロセッサ(CPU) | クアルコム Snapdragon 8cx(オクタコア) |
バッテリー駆動時間 | 23時間 |
LTE | 対応 |
外部端子 | USB Type-C ×2
Bluetooth 5.0 |
価格は北米で999ドル(日本円だと約106,000円)からとなっています。
Surface Laptop2の性能仕様
画面サイズ | 13.5インチ(10 ポイント マルチタッチ対応) |
解像度 | 2256 x 1504 |
本体重量 | i5: 1.25kg i7: 1.28kg |
OS | Windows10 HOME |
メモリ(RAM) | 8GB または 16GB |
記憶容量(SSD) | 256GB または 512GB |
プロセッサ(CPU) | インテル® Core™ 第 8 世代 i5 または i7
※Core i5-8250UまたはCore i7-8550U |
バッテリー駆動時間 | 14.5時間 |
LTE | 非対応 |
外部端子 | フルサイズ USB 3.0 x 1
3.5 mm ヘッドフォン ジャックx 1 Mini DisplayPort x 1 Surface Connect ポート x 1 Bluetooth 4.1 |
価格は、最低でも約157,000円(税込み)からになっています。
ただ、各店舗やオンラインショップで割引となっていることが多く、平均して120,000円前後で購入することが出来るはずです。
各性能比較
このように、「Galaxy Book S」と「Surface Laptop2」の性能について紹介してきました。
本体サイズやメモリ(RAM)、記憶容量などは、特に違いがありませんが、下記の部分については大きく違っているのでそれぞれ比較していきます。
・解像度
・本体重量
・プロセッサ(CPU)
・バッテリー駆動時間
・外部端子
解像度
Galaxy Book S :1920×1080(フルHD)
Surface Laptop2:2256 ×1504
解像度はSurface Laptop2の方が高いです。
数字だけで見ると大差が無いように感じますが、実際に使うと写真・動画の色鮮やかさが全然違いますし、文字もくっきりとしているので、画面がすごくきれいに見えます。
その一方で、文字が小さくなってしまったり、CPUの負荷が上がってしまったりとデメリットもあります。
そのため、一概にどちらの画面が良いとは言えないところです。
少しでもきれいな画面でパソコンを使いたいなら「Surface Laptop2」、特にきれいな画面に魅力を感じないなら「Galaxy Book S」って感じでしょう。
本体重量
Galaxy Book S :0.96kg
Surface Laptop2:1.25kg または 1.28kg
重量はGalaxy Book Sの方が圧倒的に軽いです。
普段から机に置いて使う分には全く気にならない部分ではありますが、300mlのアルミ缶1本分くらいの差があるので、カバンに入れて持ち運ぶ時は負担がかなり違います。
外に頻繁に持ち運ぶなら「Galaxy Book S」が良いでしょう。
プロセッサ(CPU)
Galaxy Book S :クアルコム Snapdragon 8cx(オクタコア)
Surface Laptop2:インテル® Core™ 第 8 世代 i5 または i7(Core i5-8250UまたはCore i7-8550U)
ご覧の通り、CPUの開発元がクアルコムとインテルで、単純にベンチマークで比較することが出来ませんので、コア数などのわかる部分で比較していきます。
Galaxy Book Sに搭載されている「Snapdragon 8cx」はオクタコア、つまり動作するコアが8個あります。
一方、Surface Laptop2に搭載されている、「Core i5-8250UまたはCore i7-8550U」はクアッドコア、つまり動作するコアが4個あります。
基本的にコア数が多いほど一度に処理可能な作業数が増えるため、コア数だけ見ると「Snapdragon 8cx」の方が高性能
ということが言えます。
また、「Snapdragon 8cx」は元々スマホ向けのCPUということもあり省電力性にも優れているという特徴もあります。
コア数が多いから一概に、「Snapdragon 8cx」の方が優れているとは断言来ませんが、高性能なCPUといえるでしょう。
バッテリー駆動時間
Galaxy Book S :23時間
Surface Laptop2:14.5時間
バッテリー駆動時間は、ご覧の通り「Galaxy Book S」が圧勝です。
ただ、「Surface Laptop2」のバッテリー駆動時間が短いのかといえば、そんなことはありません。普通のノートPCに比べたら、14.5時間というのはめちゃくちゃ長く使えます。
また、充電しないで23時間ぶっ通しで使うのか?と言われればそんなことはないはず。
仕事で使うにしても、充電できない環境で使うのは6時間もないはずなので、「Surface Laptop2」でも十分です。
ということで、バッテリー駆動時間は「Galaxy Book S」の圧勝ですが、実用的に考えればどちらもそれほど差はないと考えてもいいでしょう。
外部端末
Galaxy Book S :USB Type-C ×2、Bluetooth 5.0
Surface Laptop2:フルサイズ USB 3.0 x 1、3.5 mm ヘッドフォン ジャックx 1、Mini DisplayPort x 1、Surface Connect ポート x 1、Bluetooth 4.1
Surface Laptop2は一見すると外部端子の種類が非常に多いですが、USBや外部接続端子として使うのは
「フルサイズ USB 3.0」、「3.5 mm ヘッドフォン ジャック」、「Mini DisplayPort」
の3つです。「Surface Connect ポート」は充電コネクタと考えてください。
そのため、「Surface Laptop2」でUSBとして機能するのは「フルサイズ USB 3.0 」1ポートだけになります。
一方、「Galaxy Book S」には「USB Type-C」が2ポートあり、他には外部出力端子などはありません。
しかし、「USB Type-C」は、電源供給・映像出力・データ転送をすべて行うことが出来るので、USBとしての機能や外部出力といった機能も兼ねることになります。
USB端子については、使っている環境によって使いやすさが違ってきますので、この部分については引き分けということにします。
最後に
以上、「Galaxy Book S」と「Surface Laptop2」の性能比較についての紹介でした。
このように比較してみると、「Galaxy Book S」の方が総合的に見た性能が高いように思えます。
ただ、画面の解像度であったり、外見の美しさ的には「Surface Laptop2」に軍配が上がると考えます。
まだ発売前ですが、「Galaxy Book S」の性能を見てわくわくしてきた自分がいるので、日本でも発売してくれることを期待しながら待ちたいと思います。。
以上、ご覧いただきありがとうございました。